映画「ドント・イット]はもう観ました。

映画

邦題「ドント・イット」

原題“A Dark Song”

2015年(アメリカ)ミステリー

感想:★★☆☆☆

監督:リアム・ギャビン

キャスト

ソフィア(キャサリン・ウォーカー)

幼い息子をある事情で亡くした母親。亡くなった息子に再開するために黒魔術の力を借りようと、オカルティストのソロモンに指導を懇願する。

ソロモン(スティーブ・オラム)

禿げて太ってますが、黒魔術に長けたオカルティスト。知識や経験は豊富だが、見た目の通りだらしなく、人格にも難がある導者。

あらすじ

プロローグ

主人公のソフィアは不動産業者に郊外の空き家を紹介してもらいます。

彼女は亡くした幼い息子と対話をするために黒魔術の力を借りようとしており、その儀式を行うために、この屋敷を借りることに決めました。

彼女が行おうとしているのは、「アブラメリン」という魔術で、少なくても6か月の時間を必要とするため、空き家が必要だったのです。

「アブラメリン」は最初に守護天使を召喚し加護を受け、天使に守られた状態で、通常では手に負えないような高位の悪魔を呼び出し、その悪魔に自分の願いを叶えさせるという術です。

ソフィアはアブラメリンを成し遂げた経験のある、ソロモンというオカルティストに会い、教えを請います。

本編あらすじ。

ソロモンはアブラメリンを3回行ったが、2回失敗したと話し、ソフィアへの協力を渋ります。

ソフィアは1度しか成功してないことに不安を覚えますが、他にあてがないため大金を支払い彼を雇い、結界を敷いたこの屋敷に2人で籠ることになります。

見た目も態度も粗暴粗野なソロモンの指導の下、ソフィアは苦難を味わいながら修行と儀式をこなしていきますが、日を重ねても成果が出ません。

子供の玩具がひとりでに動いたり、誰も出入りしないはずの空き家の廊下に花が落ちているのを見つけるなどの予兆はあるものの、そこから全く進展がないことに疑念を持ったソロモンに追及されたソフィアは、アブラメリンの本当の目的を語ります。

彼女の息子の死はカルト集団の犠牲となったもので、彼女は息子に会うためではなく、加害者への復讐のために儀式をしていたのでした。

それを知ったソロモンは激怒し、仕切り直しのためにソフィアを水を張った浴槽でソフィアを心肺停止するまで溺れさせます。

ソロモンはすぐに蘇生させますが、その際ソフィアが暴れた拍子にテーブルから落ちたナイフがソロモンの腹に突き刺さります。

応急処置をするもアブラメリンの術式の途中のため結界から出ることもできず、儀式の日々が続きソロモンは衰弱していきます。

また、ドアの外から息子の声も聞こえ始め、ソフィアはドアを開けようとするのですが、瀕死のソロモンによって止められます。

魔術が完成してない以上、息子に成りすました悪魔だというのです。

翌朝、息も絶え絶えなソロモンを見かねたソフィアは、描かれた結界を壊し外へ出ます。

屋敷に乗ってきた車は、バッテリーが上がってしまってエンジンが掛からなかったので、歩いて助けを呼びに向かいますが、隣家も近くになく、途方に暮れ仕方なく屋敷へ戻ると、ソロモンは絶命していました。

今回のオチ。

ソフィアを導いてきたソロモンの死によってか、悪霊たちが現れ始めます。

その悪霊の中に、息子の姿がありましたが、ソフィアは逃げ出してしまいます。

ドアの前で、ソフィアが懺悔をするとドアの向こうから光が差します。

彼女がドアを抜けると、光の中に金色の鎧を着けた巨大な守護天使が跪いていました。

守護天使を見たソフィアが祈ったのは、復讐ではなく、息子を奪った者たちを赦す力でした。

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